2012.07.21
本日の新聞を見てビックリ。
日本の新国立競技場デザインの国際建築設計競技が
朝刊の一面を使って告知されていた。
「世界ナンバーワンのスタジアムをALL日本で作ろう!」
最初は何かの広告で冗談かと思ったら本物のようです。
興味があったのでさっそくwebサイトものぞいてみました。
驚きその1. 総工費1300億円!
日本国内ではこれから先、これほどの金額の建築のコンペは
おそらく数十年は出件されないのではないでしょうか。
驚きその2. 応募資格のハードルの高さ!
募集要項の資格要件をみると、代表者(もしくは構成員)は
プリツカー賞(もしくは他、同等の世界的な賞)の受賞者であること。
プ、プ、プリツカー賞ですか?・・・。 目茶苦茶ハードルが高い!
となると、コンペに参加できるのは、
世界的なスーパースター建築家に限定されるわけです。
世界的スーパースター建築家の夢の競演はそれはそれで
凄いことであり、楽しみでもあるのですが、
いっぽうで、まだ世界には名の知られていない建築家が
彗星のごとく現れ一夜にしてスーパースターになるという
夢物語が見られるかもしれないという希望が
まったくないというのもちょっと残念でもある。
驚きその3.〆切の早さ
作品の応募締め切り期日をみると、
「平成24年9月25日」と記載されている。
は? 25年の誤字じゃないの? と思いましたが
どうやらほんとにこの期限のようです。
9月25日というと、あと66日しかない! たったの66日・・・。
世界的スーパースター建築家を相手に、
総工費1300億円で、世界ナンバーワンの競技場を作ろうというのに
たったの66日とは・・・。
今後のスケジュールは
最優秀候補者発表が10月18日、
そして最優秀作品発表が11月中旬。
スタジアムそのものが完成するのは2018年。
そして2年後、「Tokyo 2020 Olympics」 となるか・・。
何はともあれどのような結果になるのか楽しみである。