小笠原岳

Gaku Ogasawara

近所の散歩、
外出先でのスナップなど。
そんな写真を載せながら
日々の出来事などを。

2012.07.12

2012年7月12日  「reading」

120712


読書の夏です (ふつー秋です)。
日光浴しながら公園のベンチで読書です (暑くてたまりません)。



<最近?読んだ本>

「終戦のローレライ(上・下)」(福井晴敏)
読み始めたのが確か2月頃で、
そして読み終えたのが6月・・・。
本を開いてその文字量に圧倒され(上下巻合わせて1000P超)、
基本的に日本の戦争記はあまり好まないこともあって
遅々として頁が進まなかったのですが(上巻だけで3カ月・・)、
下巻に進んだ頃から急にはまりだすように読み進みました。
結果的には面白い内容でした(面白いという表現が適切かどうか・・)。
これまで自分自身が避けてきた第二次世界大戦期の日本の様子や
その戦争の終わり方、小説の中の話とはいえ、
興味深い内容がいくつもありました。
あまりにも長編で上巻の内容が記憶から薄れてしまったので
またいつか時間があるときにもう一度読もうと思います。
★★★★☆


「許さざる者」(笹本稜平)
なんとなくですが、東野圭吾風のような作品。
笹本さんらしくない作品ということで、
★★☆☆☆


「鬼手」(濱嘉之)
1頁目の数行読んだところで???、
んっ?と思い最終ページを確認すると、
「本書は単行本(←すでに読んでいる)を改題したものです」と・・・。
単行本から文庫でタイトルを変えるのはやめてくれー、です。
☆☆☆☆☆


「特異家出人」(笹本稜平)
2作続けて笹本さんらしくない作品・・。
★★☆☆☆


「偽りの血」(笹本稜平)
1頁目の数行読んだところでまたしても???、
んっ?この感じは数日前にも・・・、やはり改題モノでした。
しかも前の前に読んだ本(「許さざる者」)です。
なんだか詐欺にあった気分です。
単行本から文庫でタイトルを変えるのはやめてください、です。
☆☆☆☆☆


「ビッグブラザーを撃て!」(笹本稜平)
2作続けてお気に召さなかった笹本作品ですが、
今度は「これが笹本作品」という作風でGOOD。
お気に入りの1冊です。
★★★★☆


「格闘する者にまる」(三浦しをん)
全国の書店員さんが投票で選ぶ「本屋大賞」を受賞した
三浦しをんさんの小説「舟を編む」を読もうと思い、
その前にまず三浦しをんさんのデビュー作から
読んでみようと思って読んだのがこちらの本。
そのデビュー作を読んでみたのですが・・・、
正直、自分にはこの作風はイマイチあいません。
あいませんはいいけど、既に三浦さんの本を
他にも同時に2冊まとめて購入してしまっていたので
(しかもすべて新品の定価品!)
失敗した! とちょっと後悔を。
↓につづく・・・。
★★☆☆☆


「風が強く吹いている」(三浦しをん)
↑のレビューのようなこともあって
気乗りがしないまま三浦しをん作品読み始めたのですが・・・、
デビュー作から一転、この本はアタリでした。
本の内容は箱根駅伝出場を目指す学生たちの奮闘もの。
この本を読んだら、
年始に行われる箱根駅伝中継はきっと外せなくなるでしょう。
★★★★☆


「舟を編む」(三浦しをん)
三浦しをんさんシリーズ三作目(自分のなかで三冊目という意味です)。
ようやく三浦しをん本命の本書です。
本日映画化も発表され(配役の宮崎あおいさんはピンときますが、
もうひとりの主人公は、う~んミスキャストか?・・・)
きっとこれから読む人、観る人がたくさんいるでしょうから
詳しくは書きませんが、
辞書づくりというあまり陽のあたりにくい世界を描いた本作品は◎(まる)です。
辞書を作るために掛ける途方もない年月や編集者たちの情熱、
そして編集者のこだわり、いや、こういう時に
「こだわり」という言葉は使ってはいけないんだった・・。
(↑本書で勉強させてもらいました)
日頃いい加減な言葉遣いをしている自分としては
もう少し正しい日本語を身につけないといけないと
この本を読んで反省をした次第です。
万人におススメできる1冊です。
★★★★☆

 
 
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