2011.08.14
こちらもなんの建造物なのかよくわかりません。
建物のいたるところに 「KAWASAKI」 と書かれていたので
もしかしたら我が街 「川崎市」 と関係あるのかもしれません・・・、ないかもしれません。
そういえば以前、自分が乗っていたバイクにも 「KAWASAKI」 と書かれてました。
何かヒントがありそうですが、そのバイクはもうありません。
神戸滞在中、「空飛ぶタイヤ 上・下」(池井戸潤)を読み終えました。
先日読んだ「下町ロケット」があまりにも面白かったので
さっそく池井戸さんの本をいくつかオーダーした中の1冊です。
文中に「タイヤが空を飛んだとでもいうのか!」というセリフから
このタイトルがきているようです。
本の内容は2002年に起きた財閥系自動車会社の大型トラックの脱輪による死傷事故が
ベースになっていて、本の中では会社名が「ホープ自動車」に置き換えられていますが、
ホープ自動車、ホープ重工、東京ホープ銀行と
誰が読んでもその財閥系会社をストレートに連想させる表現で書かれています。
本の内容はというと、泣き、笑い、感動、おもしろい!
「下町ロケット」と同じように、というかそれ以上に涙が出るほどに感動モノです。
読みながら主人公の苦楽を一緒に味わい
ラストでは、ヤッタ! 良かった! と心底思ったほどです。
この本は出版当時、直木賞候補にもなったそうですが受賞にはならなかったそうです。
テレビドラマ化もされているのですが、地上波での放送にはならなかったそうです。
その理由は本の内容があまりにもストレートすぎたことが原因とも言われているようです。
タイヤが空を飛ぶ・・・、
自分にも、自分が運転する車が自分の車のタイヤに追い越されるという
嘘のようなホントの経験があるのです。
タイヤが外れるほんの少し前から異常を認識していて
原因は何だろうと考えながら騙しつつ運転していたら
突然、ガタっと車の左後部が下がって
タイヤが勢いよく自分の運転する車を追い越していったのです。
脱輪の原因はナットの増し締め忘れ。
いつもは自分で行うタイヤ交換をその時は
手伝ってくれるというバイト仲間の言葉に甘えてやってもらったところ、
どうやら最後の増し締めを忘れてしまったようです。
その時は幸いにも怪我人がでることなく車の損傷だけで済みましたが、
その日以来、タイヤは例えプロに交換してもらっても
必ず自分で最後の増し締めを確認するようになりました。