2009.12.18
六甲山の麓、噴火でできた火山 「甲山(かぶとやま)」 と言うそうだ。
写真下部に見えるのは「甲山大師 神呪寺(かんのうじ)」 というお寺。
今回の撮影ポイントは今、廃止or縮小で話題の伊丹空港のすぐそば、
伊丹空港を離陸した民間旅客機が左旋回で上昇する飛行ルートのちょうど真下にある。
なので撮影ポイントの周りは当然、航空管制区域内ということで自由に飛び回ることができない。
というか、なかなか近づくことさえ許可されない。
こちらのパイロットと伊丹空港管制官のやり取りが
自分がつけているヘッドセットからも聞けるのでその交信状況がよくわかる。
管制官 「○○○、離陸機が続きます。管制空域から5マイル離れ、しばらく待機してください」
パイロット 「了解、、○○○、離れます」
管制官 「○○○、進入許可します」
パイロット 「了解、○○○、侵入します」
セリフ自体は正確ではないが、こんな感じのやり取りの繰り返し、
羽田ほどではないが、数分間隔で伊丹空港から離陸機が飛び立っていくのだから、
撮影ポイントの上空を飛んでいるより、
5マイル離れた管制区域外での待機飛行の方がずっと長かった (ということは肝心の写真が撮れない)。
伊丹空港は撮影ポイントより東側、なので管制区域を外れるには撮影ポイントより西側に逃げる。
西側というのは六甲山側で、ちょうど5マイル離れたあたりに写真の甲山がある。
なのでこの甲山を中心にグルグルと旋回しながら待機飛行をしていたのだ。
きっとお寺の神様は何事かと思われたに違いない。 (騒々しくしてすいません)
ずっと飛んでいたいのはやまやまなのではあるが、
時間が延びればそれだけお金も落ちていく・・・ほどほどのところで妥協。
撮影を終えた帰り道(道?)は、大阪の市街地を眺めながら束の間の空中散歩を楽しんだ。